「就活」は
自分の将来を考えるための活動
就職活動は内定をもらうための活動ではなく、自分に合った企業を見つけ充実した仕事に就くための活動です。社会人になれば多くの時間を「仕事」と向き合いながら過ごすことになります。「なぜ自分はこの仕事をしているんだろう」と後悔しながら働いている自分と、「この会社に就職してよかった」と楽しみながら働いている自分、将来どちらになりたいですか?もちろん、後者ですよね。
自分の納得がいく就活をして、自分に合った企業を見つけるには何をしたらいいのか。
ここでは「後悔しない就活」の7つのコツを伝授します。
後悔しないための就活7つのコツ
後悔しない就活のコツ1
働くイメージをつけよう
学生時代のアルバイトと、社会人として就職して働く。行為自体は同じでも、責任感や主体性などにおいては大きな違いがあります。それだけに社員として働くことに不安を感じていたり、ネガティブなイメージを抱いていたりする人も少なくないのではないでしょうか。
働くことに対して怖いと尻込みをしていては、「自分に合った企業」にはなかなかたどり着けません。まずは自分のまわりにいる社会人の人に職業や仕事内容などを聞き、働くイメージを具体化していきましょう。まわりに聞ける人がいないというときは企業のホームページや業界研究の本などを読むのもおすすめです。
後悔しない就活のコツ2
自己分析をしよう
自己分析は、自分の強みや持ち味といった長所を洗い出し、自分の「軸」を明確にするために重要な行為です。たとえば「人と接する仕事がしたい」と言っても、多くの人と接したいのか、特定の人とじっくり向き合いたいのか、それによって向いている仕事は変わります。
これまでの自分の振り返りや深掘りをするのは少し面倒な作業になるかもしれませんが、「自分に合った企業」を知るためには大切です。深掘りせず「なんとなく向いているかな」と勝手に自己判断した結果、納得のいく就活ができなかったというケースも。将来の自分のために、時間をかけてじっくり、分析してみましょう。
後悔しない就活のコツ3
幅広く企業をみてみよう
「自分に合った企業」選びで後悔しないためには、はじめから業種を絞らず、まずは業界や職種の視野を広げてみましょう。最初から業界や条件を決めてしまうと、企業の選択肢も狭くなり、知らなかった優良企業に出会えるチャンスを逃してしまいます。
ぜひ活用してほしいのが合同企業説明会です。1度の参加で多くの企業を知れるので、志望の業界が決まっていない人はもちろん、ある程度絞り込んでいる人も新たな企業や業界を発見できる場となるはずです。
後悔しない就活のコツ4
会社の雰囲気をみてみよう
会社の雰囲気や環境も「自分に合った企業」選びでは大切です。条件面だけでなく、会社の雰囲気が合わないと仕事がしにくく、せっかく就職しても早期に退職してしまうことになりかねません。
合同企業説明会は事業内容だけでなく、企業の採用担当者や社長をはじめ経営者とも直接会って、その企業の雰囲気を知るチャンスです。働くイメージが膨らめば、「自分に合った企業」にぐっと近づくことでしょう。
後悔しない就活のコツ5
自分の将来を思い描いてみよう
自分がどのようなキャリアを歩みたいか、それを叶えられる企業はどこか、という視点で企業選びをするのも良いでしょう。さらにその企業に入社した後の自分をイメージし、漠然とでもいいので、5年後、10年後どのような役割や役職に付いていたいかを考えてみましょう。
後悔しない就活のコツ6
まわりの意見に流されない
企業を選ぶ際の注意は、まわりの人の意見に流されないこと。やりたいことが見つからず悩んでいるときは、親や先輩、友人といった人に意見を求めたくなることもあると思います。しかし実際に働くのはアナタであり、自分のことを一番わかっているのもアナタ自身。アドバイスをもらうのは構いませんが、どう行動するかは一度自分で考えてからにしましょう。
人の意見で将来のことを決めてしまうと、壁にぶち当たったときに後悔してしまったり、その人のせいにしてしまったりしがちです。自分が納得いく職場でいきいきと働ける将来を手にするためにも、ぜひ自分で判断を。
後悔しない就活のコツ7
自分の優先順位をつけよう
入りたいと思う企業が複数見つかった場合、複数の内定をもらった場合は、原点に戻ってみましょう。企業の情報を再整理して「自分が何を重要視して企業選びをしていたか」を考えます。そしてそれぞれの企業の長所・短所を理解し、仕事内容だけでなく成長率や安定性、社風や雰囲気、給与・休日・勤務地といった条件に優先順位をつけましょう。
これでアナタも「後悔しない就活」を
人生で初めてとなる就職活動。本当に正しいのかな?間違っていないのかな?と不安になることも多いでしょう。また、まわりの人が多くの企業から内定をもらったと聞き、焦ることもあるでしょう。
でも心配しなくても大丈夫。多くの企業から内定をもらったとしても就職できるのは一社ですし、その一社が自分でじっくり考えた納得のいく企業であれば後悔することも少ないはずです。
まずは自分と向き合い、じっくりと就職活動を進めていきましょう。